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2012年5月 6日 (日)

「わが母の記」見てきました

東京は有楽町丸の内ピカデリーで「わが母の記」見てきました。今年に入って16本目の劇場での映画になるが、これが初めての邦画。

120506_wagahahanoki主人公の作家が記憶の片隅に僅かに残していた遠い思い出を、記憶を失ったはずの年老いた母親が大切にしていてくれた・・・、そんなシーンがあった。音楽でいうところのサビのような場面では、主人公と一緒になって泣かされてしまった。樹木希林という役者はあまり好きではないが、少しずつ老いさらばえていく様子を見事に演じていた。

映画の一番のおもしろさは「非日常の体験」だと常日頃から思っている私には、こういう作品は反則である。年老いた親を持つ大人であれば、たいていは体験する「日常」を描いて泣かしてやろう、なんぞというのはいかんがね。

話は主人公の作家(役所広司)の父親(三國連太郎)の死から始まる。主人公のナレーションで、「私は父の死で初めて死というものを自覚したが、母親が生きているおかげで壁になってくれている」といった意味のことを語っていて、まったく同じ思いであることに気づかされた。

私の父は享年72歳だった。私はだいぶ前から漠然と自分の寿命は72歳と決めている。その歳までは生きるものと勝手に思い込んでいる。それまで死なないつもりなのは、名古屋近郊のK市に母親がいてくれるせいなのかもしれない。いかん、いかん。話がそれたが、こんなことを考えさせてくれる映画も、たまにはいいのかもしれない。

しかし、この家族の裕福なこと。撮影では井上靖の世田谷の住居が実際に使われたとのことだが、そのりっぱなこと。芸術家も一流となるとこうなんでしょうねぇ。一流になるまでの作家としての苦悩とか困窮といったところがまったく描かれず、やや物足りないが、「わが母の記」だからしかたない。焦点を絞ったんでしょう。

そうそう、このタイトルの「わが母の記」。昭和の文豪にいちゃもんをつけるのもおこがましいけれど、「わが母」という表現はよくないのとちゃいますか。「母」といえばそこに「自分の」という意味も暗に含まれているのとちゃいますか。「あなたの母」とか「かれの母」という言い方はしないでしょう。「馬から落ちて落馬して」とか「腹が腹痛」とまではいかないにしても「わが」は余分とちゃいますか。文豪としては「母の記」よりも「わが母の記」のほうが語感が良かったのかなぁ。そんなことも考えさせられた作品でした。

2012年5月 4日 (金)

「裏切りのサーカス」見てきました

所用で東京へ行ったついでに、「裏切りのサーカス」見てきました。映画に対して“ついでに”は失礼でした。大雨の中、日比谷はTOHOシネマズシャンテにて鑑賞。さすが大都会の東京だわ。劇場はほぼ満席でした。

120504_uragiri東西冷戦時代、サーカスと呼ばれた英国諜報機関の中にもぐり込んでいる、ソ連のスパイを探し出すというお話。探す役目を演じるのが、この作品でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたゲイリー・オールドマン。「バットマン」シリーズではマジメすぎてパッとしない印象だったが、この役ではしっくりハマッていました。

二重スパイの嫌疑をかけられるのが「英国王のスピーチ」のコリン・ファース、「ミュンヘン」のシアラン・ハインズ。そのほか「ワールド・オブ・ライズ」のマーク・ストロング、「エイリアン」のジョン・ハートなどが脇を固めていてなかなかシブい。

昨今の“スパイ風”映画のような派手なアクションや軽いノリもなく、これぞスパイ映画という緊張感と重厚さで見ごたえ十分だった。“スパイ風”映画もいいが、こういうのもやっぱりいいねぇ。原作が「寒い国から帰ったスパイ」(1965年)のジョン・ル・カレで納得。

作品の宣伝コピーに「一度目、あなたを欺く。二度目、真実が見える。」の通り、登場人物が多くその関係が複雑でたしかに難解だった。それでも二重スパイは判明したつもりでいるのだが・・・。二回見ないと真実が分からないらしいので、今度はだいぶ先のWOWOWでじっくり見直そう。

原題の「Tinker Tailor Soldier Spy」は二重スパイの容疑をかけられた幹部の暗号名で、翻訳本の題名も同じである。ということは「裏切りのサーカス」という邦題は、この作品のために付けられたタイトルのようである。このタイトルのほうがずっといい。

さて映画を鑑賞した後、帰るまでにまだ時間がたっぷりあるので神楽坂あたりをブラブラするつもりでいたのだが、大雨ではしょうがない。せっかくだからもう一本映画を見ようと思い立つ。次は軽そうな「テルマエ・ロマエ」にしようとしたのだがチケット完売。さすが東京だねぇ人が多いわ。で、別の映画を鑑賞。それは次回に。

2012年4月23日 (月)

「バトルシップ」見てきました

120423_battleship予告編のときから楽しみにしていた「バトルシップ」見てきました。不満満載の作品ながらアクションも満載で、SF映画というより戦争映画としておもしろく鑑賞できました。ユニバーサル映画創立100周年記念作品と銘打っての公開だが、ギャラの高そうな俳優はリーアム・ニーソンくらい。人件費を節約して、その分戦闘場面にたっぷりお金を使ったんでしょう。

終盤、真珠湾に記念館として保存されている戦艦ミズーリが、まさしくバトルシップ(戦艦)としてエイリアンの宇宙船との戦いのために出航するところでは、ワクワクした反面「そんなアホなぁ」と笑ってしまった。全編、アメリカ的な都合のいい設定、アメリカ的なイケイケドンドンの展開、アメリカ的なハッピーエンド。

コケたりスベったりしながらも、ナカナカ考えられた筋立てで、もうここまでやられると腹も立たず、100周年記念やし、まぁええわぁ。という気になってしまった。

昨年の震災のおり、トモダチ作戦でやってきた空母ロナルド・レーガンや、米海軍が誇る戦艦や駆逐艦(名前が出たが覚えていない)が勇壮に登場してきた。こういうことに詳しい娘婿が一緒にいたら、さぞうるさい解説がついたんだろうねぇ。

エイリアンがまたおもしろかった。身に付けた装備がロボコップのようでもあり、アイアンマンのようでもあり、プレデターのようでもあり。戦闘服のヘルメットを外すと、みんなガッツ石松のような顔をしていて笑えてしまった。

主役の名前がテイラー・キッチュ(Taylor Kitsch)。現在公開中の「ジョン・カーター」にも主演している大型新人らしいが、ホンマにキッチュと発音するんだろうかねぇ。古いところで「キッチュは目にして」とか、もっと古いところで「24000回のキッチュ」といった歌を思い出してしまった。

ということでボケとツッコミ満載ではあったが、やっぱりこういうの好きだねぇ。楽しい作品でした。

2012年4月19日 (木)

帰ろかなぁ 帰るのよそうかな

今回の旅行のきっかけは、ハワイ往復4人分のマイルが貯まったことから実現した。東京の息子夫婦は新婚旅行に行っておらず、この機会に私ら夫婦との4人の旅行にしようと考えた。ところが娘から「それはエコヒイキや」とクレームがついた。

子供たちには、私の還暦祝いに伊勢の温泉に連れていってもらったこともあり、そのお返しに彼ら夫婦4人を招待することにした。まぁ、こんなことはこれから先できないでしょう。しかたない私たち夫婦は、行きは関空からの直行便、帰りは成田経由の安い航空券を購入した。

6人一緒に泊まるとなるとホテル代も高くつく。そこで私たち夫婦が長く滞在する間に、子供たちが来るのをズラして、4人で泊まれるようスケジュールを綿密に立てた。これは我ながらグッドアイデアであった。

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今回のホテルはワイキキの西の端、ちょうどカラカウア通りとクヒオ通りが交差する場所にある「ルアナワイキキ」の1ベッドルームにした。子供たちは居間のソファをベッドにして寝てもらった。飛行機代もタダ。ホテル代もコッチ持ちなので当然である。ちなみに、このソファはキングサイズのダブルベッドになり、なかなかの優れものだった

さて、長いようで短かった今回のホノルル滞在も最後の朝を迎えている。12:30の飛行機で帰ります。物価も高いし日本人ばっかりだが、来るたびに癒され、また来たくなる魅力的な場所である。

画像は14階の部屋のベランダからの眺め。中央がアメリカ軍関係者御用達のハレコアホテル、その右がヒルトンハワイアンビレッジのホテル群、左端にちょっと見えるのがシェラトンワイキキ。
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2012年4月17日 (火)

こんなところで会うとは

今日はオアフ島の西側を初めてドライブした。ドライブ中に携帯に電話が入る。先月に定年退職の慰労会をやってあげたばかりのNさんからである。ホノルルのホテルにさきほど着いたとのこと。

その慰労会でハワイへ行く話しをしたとき、彼もその時期に行く予定をしていたらしく、「着いたら連絡します」と言っていたんだ。私も少しは気になっていたが、彼はきっちり連絡してきた。やっぱりNさんは真面目で律儀なヤツやったんや。

ご家族と食事が済んでゆっくりしたところで、私の滞在しているホテルに招待した。彼はハワイが2回目だそうだが、広い居間やキッチン、大型冷蔵庫が付いたコンドミニアムにしきりと感心していた。ちなみに彼は今日から5泊の予定でシェラトン・ワイキキに滞在するそうだ。

仕事がそんなに好きでなかった私は昨年3月で退職の道を選んだが、一年後輩のNさんは継続の道を選んだ。真面目の上に何かが付くくらい真面目なNさんらしい選択だ。継続勤務の社員に対して、会社は1ヶ月の休みを提供してくれる。Nさん、今月はゆっくり休んで5月からまた頑張ってくれぃ。私はずっとゆっくりしますから・・・。

画像は今日ドライブでいった、コオリナにあるディズニー・リゾートのビーチ。
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2012年4月16日 (月)

やっとゆっくりできるか

息子夫婦が夕方の便で帰っていった。娘夫婦と同様に彼らも3泊5日のあっという間の滞在だった。私の時もそうだったが、有給休暇がたっぷりあるのに、それを使って長いこと休むのが罪悪のような風潮がやっぱりどこにもあるようで、世のサラリーマンはツラい。ツラい。

すべての時間を彼らと行動を共にしたわけではないが、けっこう・・・、いやほとんど振り回された感じで少々疲れました。あと3泊は夫婦ふたりでのんびり過ごせそう。先に帰った娘は今頃おばあちゃん(私の義母)の面倒をみてくれているはずだ。

画像は散歩で撮った「花鳥」
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2012年4月15日 (日)

添乗員のようだが

16年前に家族でハワイに来たにもほかかわらず、当時高校生の娘はほとんど覚えていなかったが、息子もほとんど記憶にないとぬかす。なんちゅうこっちゃ。そのお嫁さんもハワイは初めてらしいが、仕儀の関係で英語が堪能で、一緒にいてちょっとしたことで助かることが多い。

そのふたりを案内するように、昨日はオアフ島をぐるっと半周したり、今日はダイヤモンドヘッドに登りたいというので、ちょうど開催されていたファーマーズマーケットをのぞいた後、登山口まで車で連れて行った。まるで経費コッチ持ちの添乗員になった気分である。

まぁ、関西に住まう娘夫婦とは会う機会が多いが、息子夫婦とは年に一回会うか会わないかなので、これが貴重な時間なのかもしれない。

画像はハレイワ・ビーチパークでの息子夫婦。シャレたワーゲンに乗ったご老人と遭遇した。120415_haleiwa

2012年4月13日 (金)

娘から息子へ

関空から同行していた娘夫婦が今日、帰っていった。3泊5日の短い期間だったが、ダンナの休みが取れないので仕方ないらしい。せっかくだからもっと長い期間楽しめばいいのにと思うのだが・・・。まぁ、こういう若者たちに、我が国は支えられているわけだ。

レンタカーを駆ってホノルル空港まで見送りに行った。13:50発の飛行機に乗るため、11時過ぎにふたりは手荷物チェックのゲートをくぐっていった。そして次がまだ控えているのである。

今度は、東京は亀有に住まう、息子夫婦が羽田発の便で11:10に到着したのである。同じ日に娘夫婦の見送りと息子夫婦の出迎えをやってしまうという、まるで「ミッション・インポッシブル」のような緻密な計画をやりとげたのである。少々疲れたがミッションは見事成功。

画像は昨日のドライブで行ったラニカイ・ビーチ。閑静な住宅街の路地を抜けると、まさしく天国のような海が目の前に広がった。娘たちもしきりと感激。120413_lanikai1

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2012年4月12日 (木)

水中撮影だ

昨年、還暦の誕生祝いに、息子に買ってもらった防水カメラの出番がやっときた。ハナウマ湾で魚の撮影に成功。水中マスクとシュノーケルでの撮影だが、カメラの液晶はまったく見えないし(メガネもかけていないが)、波の揺れで照準が定まらないしで、難しいというのが良~くわかった。この歳になるとシンドイというのも、さらに良~くわかったのだ。
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2012年4月11日 (水)

Remember Pearl Harbor

9日の夜 関空を発って、ホノルルでの2日目の夜を過ごしている。今回の旅行は娘夫婦が同行していて、娘は16年前以来の2回目、娘婿は初めてだそうだ。従ってどちらかというとのんびり過ごしたい私たちと、どうもペースが合わない。

その娘婿がどうしても行きたいところが「アメリカ陸軍博物館」だという。「興味無いし、お父さん一緒に行ったってよ」と娘が言う。私も家内や娘のショッピングに付き合わされるよりよっぽど良い。で今日の午後、娘婿と一緒にその「U.S. Army Museum」に行ってみた。

これがナカナカ興味深かった。アメリカ南北戦争のころから、第一次大戦、ホノルルといえばあの「真珠湾」は当然で、朝鮮戦争、ベトナム戦争、ボスニアまで、アメリカ軍だけでなく、日本、ドイツ、ロシアなどの銃器や写真が多数展示されていた。

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娘婿はなぜかよく知っていて、「この銃は南北戦争で使い古したものを日本が買わされたものです」とか「これはジェームズ・ボンドが使っていたヤツ。これはランボーがぶっ放したヤツ」とかいろいろ注釈が入った。右翼でもないのにおもろい男や(いやいや右翼とはそういうイメージがあって・・・)

博物館の中に売店があって、「Remember pearl harbor」のロゴが入ったTシャツがあり、買おうかどうしようかと迷っていると娘婿から「それを日本で着たら国賊ですよ」といわれてしまった。やっぱり右翼か?いまどきおもろい男やないの。
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