2012年1月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

フォトアルバム
ブログ powered by TypePad

2012年1月26日 (木)

2011年スクリーンベストテン感想

現在発売中の雑誌スクリーン3月号に、毎年恒例の映画評論家が選んだ外国映画のベストテンが掲載されている。その順位は以下の通り。

  1位 英国王のスピーチ
  2位 ソーシャル・ネットワーク
  3位 マネーボール
  4位 ブラック・スワン
  5位 ツリー・オブ・ライフ
  6位 ウィンターズ・ボーン
  7位 トゥルー・グリッド
  8位 ゴーストライター
  9位 家族の庭
10位 ヒアアフター

同じくそのスクリーンには、昨年我が国で公開された外国映画の一覧が掲載されているがその数は369本。私はその中でわずか25本(全体のなんと6.8%)しか鑑賞していないし、上記10作品の中では5本しか鑑賞していない。なのにこのようなブログを続けているのも気が引けるのだが369本は多過ぎてとても見られない。

さて、前述のベストテンは評論家45名がそれぞれ10作品を選んだものを集計している。私が見ていないものはなんともいえないのだが、「ツリー・オブ・ライフ」にはひっかかったぞ。そりゃぁ人の好みはいろいろあって当然だが、私にはなんともツマらん映画だった。

この「ツリー・オブ・ライフ」を選んでいる評論家が9名おられる。(残りの36名は選んでいない) 各人が選出のコメントを200文字程度で述べているのだが、これがおもしろい。

「ツリー・オブ・ライフ」を1位に上げている人が二人おられ、そのコメントを抜粋する。
高瀬由美子女史<・・・1位はいろいろな思いを抱かせてくれた「ツリー・オブ・ライフ」。誰もが好きな作品ではないと思うが、やはり強く心に残った。映像も美しい。・・・>誰もが好きな作品ではないやなんて、よぉ分かっとるやないの。そりゃぁ例えば10人中9人がまずいと言った料理を、ひとりだけが美味くてたまらんと言うこともあるわな。
金子裕子女史<1位は敬愛するテレンス・マリック監督作。・・・>おいおい敬愛する監督だったら作品の中身はどうでもいいんかい?

昨今「食べログ」からの“やらせクチコミ”の波紋が拡がっているが、そもそも風評というものはマユツバが多いもの。ヤラセだろうがホンマだろうが他人様のおっしゃることは、参考にこそすれ鵜呑みにしたらアカンのは何でもおんなじことだということですよ。

ちなみに、スクリーン3月号では昨年の外国映画の興行収入ベストテン(2011年11月末現在)も掲載されている。その順位は以下の通り。良い映画(この論議は永遠に続くが)イコールヒット作では必ずしもないわけで、だから映画はおもしろい。

  1位 ハリー・ポッターと死の秘宝PART2  97億円
  2位 パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉  88億5千万円
  3位 ハリー・ポッターと死の秘宝PART1  68億5千万円
  4位 トランス・フォーマー/ダークサイド・ムーン  43億円
  5位 カーズ2  30億円
  6位 ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島  27億円
  7位 塔の上のラプンツェル  25億6千万円
  8位 猿の惑星:創世記  24億円
  8位 ブラック・スワン  24億円
10位 トロン:レガシー  21億2千万円

2012年1月24日 (火)

「ダーク・フェアリー」見てきました

名古屋駅前にあるミッドランドスクエアシネマで「ダーク・フェアリー」見てきました。

製作・脚本を務めているメキシコ人ギレルモ・デル・トロは「パンズ・ラビリンス」(2006年)で監督を、「永遠のこどもたち」(2007年)で製作総指揮をしており、ホラー映画の枠を超えて独特の情緒を感じさせてくれた映画人。そのホラー映画となるとちょっと見てみたくなる。

120124_dontbeafraid欧米に古くから伝わっているらしい、子供の歯を抜いて食べるという妖精「トゥースフェアリー」を題材にした話。ロードアイランド州の片田舎にある古い屋敷に住み始めた父親に引き取られた少女が、父親にも継母にも馴染めないまま、地下室にいる“何か”と関わっていく。

その“何か”が少しずつ正体を露わにしていくところや、その“何か”が少女には見えるのだが大人たちには見えないというのもホラーの常套だが、このあたりはさすがにうまく展開していく。その“何か”はフェアリー(妖精)といったカワユイものなんぞではなく、まぁ気色の悪いこと。うじゃうじゃ出てくる。こいつらに少女は歯を抜かれてしまうのか?・・・。


YouTube: 映画『ダーク・フェアリー』予告編

母親の元を離れ、知らない土地で父親と暮らすことになった少女の孤独感や、継母(トム・クルーズの奥さんケイティ・ホームズ)への反発心などが描かれているのだが、十分に生かされていなかったのが残念。「パンズ・ラビリンス」や「永遠のこどもたち」では、主人公の感情が物語の主題と見事に融和していて感心したけれど・・・。それでもホラー映画としては十分に楽しめました。

ちなみにこの作品、大阪では1月28日から梅田シネ・リーブルで公開予定でまだ未公開。名古屋では大手シネコンですでに公開しておりました。

2012年1月18日 (水)

キネマ旬報ベストテン

昨日の新聞に2011年キネマ旬報ベストテンが掲載されていた。洋画、邦画とも詳細がわからないので、感想などは2月発売のキネマ旬報を手にしてからにしたいのだが、そのベストテンのとりあえず素直な印象を。

日本映画では、私が鑑賞した「ステキな金縛り」のベストテン入りを願っていたのだがやっぱり入っていない。だいたいがコメディは安っぽく見られがちのようで、専門家が選ぶと何位くらいになるのか興味深い。10作品の中で私が鑑賞したのは「探偵はBARにいる」だけである。

高尚な映画評論家の評価と私のそれが合っているはずもないし、ヒットした映画が上位を占めるわけでもないし、そこが映画のおもしろいところなのは十分にわかっているのだが、もうひとつおもしろくない。「残念だなぁ」というのが第一印象でした。洋画を含めての感想はまた後ほど。

ちなみにその順位は以下のサイトに。

    2011年 キネマ旬報ベストテン

2012年1月12日 (木)

民放の映画放送はやっぱりいかん「ミッション・インポッシブル」

昨年末の12月18日に「日曜洋画劇場」で「ミッション・インポッシブル2」を放映しており、たまたま鑑賞しかけたが止めてしまった。

この作品はオリジナル・テレビ番組の昔からはもちろん、映画化されたシリーズ1作目から最新の4作目まで一貫して、最初にちょっとしたシーンを入れたあと、導火線に火がついてオープニングタイトルに突入するのだが、コレがたまらなくいいのである。


YouTube: スパイ大作戦 ~オープニングテーマ~ MISSION:IMPOSSIBLE -Opening Theme-

前述の放送では、そのプロローグのシーンは放映されたものの、オープニングタイトルに入る直前でカットしたのだ。もう信じられへん。あの5拍子のワクワクさせるテーマ曲とともに、これから始まるシーンを小出しに見せるこのタイトルがむっちゃええのに、それをカットしとるやないか。

どこのどいつが編集をやっとるんか知らんが、映画というもんを分かっとらん。映画は話のスジだけではない。1カット、1シーンの積み重ねが映画としての作品を構成するのだ。こんな状態で放送されてしまう映画が可哀相でしかたない。なんで映画関係者は黙っているのか、もう信じられへん。

つい先日1月8日の「日曜洋画劇場」では9時から11時10分と放送枠を広げて、なんと「エイリアンVSプレデター」と「AVP2エイリアンズVSプレデター」の豪華二本立てという快挙???をやってのけた。両作品の放送時間の合計が194分、CMを除いた正味放送時間はせいぜい110分くらい。もうこうなると作品としての体は成さず単なる見世物ですよ。

娯楽が少なく、テレビのチャンネルも限られていた昔ならいざしらず、テレビの多チャンネル化やレンタルビデオといった選択肢が豊富になった今では、民放での映画放送の役割は終わったと思うのだが・・・。それなりに、安直に、視聴率が稼げるうちはまだまだ続くんでしょうねぇ。あぁ嘆かわしい。

2012年1月11日 (水)

民放の映画放送はやっぱりいかん「孤高のメス」

昨年9月18日にテレビ朝日系「日曜洋画劇場」で放送された「孤高のメス」(東映 2009年)をたまたま鑑賞し、これがすこぶる良かったのだが、もうひとつ何かしっくりこない感触が残った。これは放送の枠に収めるために当然カットされているからだと推測した。

このときの放送時間枠が21:00から22:54の114分。CMを除くとおそらく長くても正味95分くらい。それに対してこの作品の実際の上映時間は126分。おおよそ30分もカットされていたのだ。実に全体の4分の1である。なんちゅうこっちゃっ。

120111_kokounomesuその「孤高のメス」が先日WOWOWで放映されており再見した。作品の内容・感想については本題ではないので省略するが、堤真一、夏川結衣の演技に感心してしまい、邦画も捨てたものではないとあらためて思い直した次第。やっぱり良かったぁ。

さて2回目の鑑賞で、どのあたりがカットされているのか気にしながら見たのだが、けっこう巧みに、かつ微妙にカットされているようで、実のところあまり気にならなかった。それでも鑑賞後の充実感はだいぶ違った。例えば、うまい料理を食べたのだが、何かが抜けているようで、満足感が味わえない。というのが民放でカットされたほうの印象だった。

カットされた映画は落丁本と同じである。ところどころページが抜けている小説だったら、おそらく読んだ人は怒って文句を言うでしょう。ノーカットと謳っていない民放の映画はそれと同じで、これはやっぱりいかん。視聴者をバカにしておる。

この件については、まだ言いたいことがあるので次回も続く。

2012年1月 9日 (月)

「フライトナイト」見てきました

1985年に制作された「フライトナイト」がなかなか良く出来た吸血鬼映画で、そのリメイク版ということでも興味を惹かれ「フライトナイト/恐怖の夜」見てきました。いつも行くシネコンでは、日本語字幕の3Dと2Dの両方で上映されており、もちろん2Dで鑑賞。

血気盛んな高校生と、その家の隣に引っ越してきた吸血鬼に、ラスベガスの吸血鬼ショーのスター(1985年のオリジナル版ではテレビ番組で毎回吸血鬼を退治している落ち目の俳優)が絡んでくるというお話自体がおもしろく、見ている分にはダレることなく鑑賞できたが、特にこれといって目新しくも無く、悪くはないが月並みな作品でした。

120109_frightnight主演の高校生を演じるアントン・イェルチンは「スタート・レック」(2009年)でロシア訛りの英語を操るオモロい乗組員を演じて印象的だったし、吸血鬼のコリン・ファレルも「クレイジー・ハート」(2009年)などで脇役に回って渋い味を出していたが、今作ではどちらも十分に魅力を発揮できていなかったのが残念。

主人公高校生のガールフレンドが吸血鬼に血を吸われ、かわゆい顔が怖い怖い吸血鬼に変貌してしまうそのギャップがたまらなくいいのだが、そこはリメイク版も負けていませんでした。そうそう私はこれまで吸血鬼に血を吸われなくても、このように変貌する女性をたくさん見ているような・・・。女はコワいのだ。

オリジナル版では、なんといってもロディ・マクドウォールの落ち目の俳優の演技が光っていた。今回の吸血鬼は、高校生の家を燃やして隣近所に迷惑かけるわ、深夜にカーチェイスをするわで、ちょっとハデになりすぎた。もっと陰湿かつ妖艶のほうがよろしい。ということで、どうやら1985年のオリジナル版のほうに軍配が上がりました。

2012年1月 7日 (土)

「宇宙人ポール」見てきました

今年最初の映画館で「宇宙人ポール」見てきました。Yahoo映画で調べてみると関西圏では5館でしか上映されておらず躊躇していたがマコロンさんの薦めもあり、梅田のシネ・リーブルまで行ってきました。シニア料金1,000円の映画を鑑賞するための交通費が、N海電車・地下鉄を乗り継いで往復2,040円。こんなときつくづく都会に住みたいなぁと思うわけ。

さて「宇宙人ポール」のお話はというと、エリア51の施設で長いあいだ監禁生活を送っていたエイリアンが脱走し、イギリスから観光に来たSFオタク二人に助けられながらの逃避行珍道中を描いた、アホみたいなドタバタコメディ。いやーまさしくアホみたいにおもしろかった。

120107_paul_2このエイリアン、自称「ポール」のキャラクターがたまらなくいい。昨年鑑賞した「世界侵略:ロサンゼルス決戦」も「カウボーイ&エイリアン」も出てくるエイリアンは野蛮で攻撃的で、遠い星から来たんだからもっと知的でもいいでしょう、と思っていたが、このポールには笑わせられた。良くいえば人間より人間っぽいし、悪くいえばスレていて、前述のエイリアンよりずっとそれらしい。

「未知との遭遇」などのSF映画で馴染んだシーンなんかも出てきたりするのもSF映画ファンにはたまらない。ポールが「E.T.」のアイデアをスピルバーグ監督に電話で伝授したからこそ、あの印象的な場面が生まれたような設定が出てくるのだが、ここではスピルバーグ自らが声で出演していた。

主演のふたりは「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(2007年)というナカナカおもしろいコメディを作っているし(今回もふたりで脚本を担当)、サイモン・ペッグは現在公開中の「ミッション・インポッシブル」にも出ている。共演陣も「エイリアン」のシガニー・ウィーバー、「ハンコック」のジェイソン・ベイトマンなどけっこう豪華。

そういう意味ではお金もかけているし、ミニシアターで公開されるような小品ではない。この作品の制作が2010年ということで、我が国での公開が1年以上経ってからというのも不思議な気がする。

話は少し変わるが、我が国の映画館はシネコンの乱立で劇場数は増えているものの、いわゆるメジャーな洋画は字幕スーパーと日本語吹替え、3Dと2Dといった2本立て公開されるケースもあって過度に優遇されているが、いわゆるB級と呼ばれるマイナーな作品については決して環境は変わっていないようだ。

この「宇宙人ポール」の予告編を見ると、私のようにどちらかといえば “文芸派” というより “ミーハー派” の映画ファンは見たくてたまらなくなるはずで、けっしてマイナーな作品とは思えないのだが・・・。


YouTube: 映画『宇宙人ポール』日本版予告編

2011年12月30日 (金)

2011年 劇場鑑賞映画総括

この一年、劇場で鑑賞した映画が29本。これを整理してみた。

  A:良かった
  B:まぁまぁ
  C:どっちゃでもええ
  D:アカン

と大きく分け、さらに良かった順に並べてみた。あくまで現在の印象である。タイトルをクリックすると小欄の映画感想にジャンプします。

  1 A トゥルー・グリット
     やっぱりこれがベストワンでしょ
  2 A 英国王のスピーチ
     このテの映画をさらりと作ってしまう英国が
     うらやましい。、我が国では無理でしょうなぁ
  3 A ステキな金縛り
     可笑しくてホロッとさせて、いやーおもしろ
     かった
  4 A 猿の惑星:創世記
     今の我が国に必要なリーダーはまさしくこの
     ようなサル、いやいやヒトなのだ
  5 A アンノウン
     冷戦時代のスパイ映画の雰囲気を漂わせ、話も
     おもしろい。こういうの大好き
  6 A ミッション・インポシブル/ゴースト・プロトコル
     ハリウッド製アクション映画正当継承作品
  7 A 世界侵略:ロサンゼルス決戦
     本格的娯楽志向戦争映画
  8 A 小川の辺
     私の持論「邦画はテレビドラマの延長」は撤回
     します
  9 B RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ
     涙、ナミダ、なみだ、定年退職者には
     たまらないのだ
10 B ソーシャル・ネットワーク
     凡人には縁も無く、起伏の少ないお話を上手に
     仕上げております
11 B スリーデイズ
     これぞダンナのカガミ、私ならすぐにほかを探す
12 B 復讐捜査線
     老後の「リーサル・ウェポン」だ
13 B サンクタム
     期待していなかったのに、ナカナカでした
14 B RED/レッド
     豪華出演者たちのアホさ加減にワクワクしました
15 B ヒアアフター
     イーストウッド様ぁ どこまでもあなた様に
     ついていきますぅ
16 B ザ・タウン
     相棒のマット・デイモンに水をあけられた
     ベン・アフレックもがんばっておる
17 B タンタンの冒険
     Tintinはフランス語でタンタンと発音するそう
     だが、ホンマかいな
18 B SUPER 8
     スピルバーグ作品への“オマージュ”でした
19 B ザ・ファイター
     クリスチャン・ベールのアカデミー賞
     助演男優賞も納得
20 B ツーリスト
     タイトル通り、ベニス観光ができました
21 B コンテイジョン
     外出先から帰ったら、うがいと手洗いは
     するようにしよう
22 B 一命
     我が国の時代劇もがんばれ!
23 B トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
     今時の若者には受けるんだろうなぁ
24 B シャンハイ
     スマホのCMもこの作品も、渡辺謙の存在感あり
25 C パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
     これだけの大金と俳優陣で、まぁまぁの
     出来ではいかん
26 C カウボーイ&エイリアン
     カウボーイとエイリアンという「食い合わせ」
     の悪さがモロに出ました
27 C ツリー・オブ・ライフ
     なんとか理解しようと努力はしたが、
     分からんもんは分からん
28 D ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
     あぁやっと終わった
29 D キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
     見所は使用前・使用後の肉体改造だけ

お金を払って映画を見たからには、その作品のどこが良かったか、どこが良くなかったか、“映画への想い” をちゃんと述べるのが映画ファンの務めだと思いながら小欄を綴っています。映画が好きだからこそ “映画に媚びない” 姿勢で、来年も映画を楽しむつもりの ハリー東森 です。

2011年12月28日 (水)

タンゴのすばらしさを認識させてくれた「アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち」

タンゴ・・・。例えば「真珠採りのタンゴ」とか「碧空」なんかを聞くと、たまらなく哀愁に満ちていて、それでいて情熱的で、聞くたびに心をキュンとさせてくれる好きなジャンルの音楽である。といってもアルフレッド・ハウゼのCDを持っているくらいなのだが。


YouTube: ALFRED HAUSE ⑦ Perlenfischer tango 真珠採りのタンゴ~アルフレッド・ハウゼ

上品で洗練された演奏でいいねぇ。なるほど、アルゼンチンで生まれたタンゴがヨーロッパに渡りコンチネンタル・タンゴとなって広がったのが分かるわぁ。と思うのだが、この「アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち」(2008年)を見て、あらためてタンゴの良さを認識した。

アルゼンチンのミュージシャンたちが一同に会してコンサートを行うまでのドキュメンタリーなのだが、どのご老人も達者な音楽家で感動してしまい、思わず2枚組のCDを買ってしまった。アルフレッド・ハウゼのコンチネンタル・タンゴとはだいぶ印象がちがう。


YouTube: 映画『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』予告編

この作品とCDを通して感じたのだが、良い意味で“上品で洗練された”といった表現は当てはまらなかった。生活に根付いたもっとドロ臭いところから生まれた音楽という印象を持った。そしてやっぱり、たまらなく哀愁に満ちていて、それでいて情熱的であった。

話は変わるが、タンゴは例えばアメリカのジャズやカントリー、フランスのシャンソン、スペインのフラメンコやポルトガルのファドなんかも同じだといえる。いわゆる民族音楽というか、こういったものが我が国にはあるのだろうか・・・。

思いつかない。外国人から見た日本の音楽というと・・・、「さくらさくら」とか「上を向いて歩こう」なんかだろうかねぇ。我が国のこのテの音楽というと・・・「演歌」ではない(説明を要するが貧弱すぎる)。昭和初期から私たちが幼い頃までの「歌謡曲」のほうが近いか、いやいや民謡・童謡・わらべうたなんだろうなぁ。これだ!と言えないのが淋しいねぇ。

2011年12月27日 (火)

2011年テレビでの鑑賞映画総括

今年もあとわずか。この一年、鑑賞した映画の総括をしたい。まずWOWOWなど主にテレビで鑑賞した映画から。

この数日の間にまだ何本か見るかもしれないが体勢には影響ないでしょう。鑑賞した映画の本数がちょうど90本。初見が60本、再見が30本。ツマらなくて途中で止めてしまった映画も何本かあるがこれは除いている。

その中からベスト3を上げると

  1. 「オーケストラ!」
  2. 「アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち」
  3. 「カティンの森」

1.と3.は小欄で紹介しているが(タイトルをクリックするとその項にジャンプ)、2.については次回に述べたい。残念ながら私の好きなジャンルであるハリウッド製アクション映画が入らず、文芸作品っぽいものになってしまった。どうやら私の好みも歳とともに変わってきたのかもしれない。

邦画では民放の日曜洋画劇場で見た「孤高のメス」が良かったが何か物足らなく、後で調べたら案の定30分ほどカットされていた。この作品は来月WOWOWでちゃんと放送されるので、もう一度しっかり鑑賞したい。

90本を鑑賞した順番に並べてみた。★は初見の作品。長いので隠しています。

続きを読む "2011年テレビでの鑑賞映画総括" »